Makoto Saito criticality
個展のテーマが臨界なんだけど、核分裂連鎖反応が安定的に続いている状態を意味するらしい。このテーマと彼の個展とどういうリンクがあるのかいまいち分からないけどね。とはいえ、作品を鑑賞するとなんとなく解る様な気になります。彼の作品はPhotoshop のプラグインのPixelate フィルターColor Halftoneを使った様な作品です。それは印刷の網目の効果を絵画的に画像をドットをCMYKカラーに変換してくれる優れもの。Mac がマーケットに現れた90年代にサイトウも手わざからデジタルに魅せられたのではないかなと思う。その事が作品に如実に現れています。写真をデジタル化の後にそのイメージをアナログ的に手作業で描くユニークなアーティストです。別の会場では、彼がグラフィックデザイナーの時代の作品が展示しています。なんとなくロシアンアブァンギャルド🇷🇺つまりロシア構成主義のスタイルを上手く取り入れて写真とタイポグラフィをコンポジットした作品も展示されています。El lissitzky をなんとなく彷彿させてくれます。いまになってみるとちょっと古いスタイルだなぁーと感じます。最後に一言、北九州美術館としては森山安英に続いてひさびさに素晴らしいShowだったと思います。
まず一言でいえば、うまくいろんなことに関心を持ってそれをアートに取り入れたと事だと思いました。ピカソが言っていますね、コピーはアートではない、盗むのがアートだと。