イサムノグチ展大分県立美術館
大分県立美術館で開催された20世紀の総合芸術家イサムノグチを見に行ってきました。アメリカで活躍した世界的有名な総合芸術家・彫刻家で私も大好きな作家の一人です。ルーマニア出身の20世紀を代表する独創的な彫刻家で、抽象彫刻家ブランクーシの助手となったこともあり抽象的な作品を手がけるようになったみたいです。会場では今でも購入できるヤマギワ照明アカリAkariが展示されていました。会場では写真撮影は限られていて、ここではお見せ出来ないけど、壁に掛けられたアルミで作られたミニマルでグレーの色をした側面が緩やかな湾曲した作品に目が惹かれました。前面は細いスリットが垂直・水平に絶妙なバランスで切り開かれていて、そのネガティブな空間スペースがキャンヴァスに、ナイフで切れ目を入れたルーチョ・フォンターナを彷彿されました。あまり人目につかなかった作品ですが、画家の私には大変興味が惹かれました。それから彼が若い頃、北京に滞在中に描かれたドローイングを初めて見てラインの美しさは必見です。もうこの展示は終了しましたが、小倉からソニックに乗って行って良かったと感じました。